愛子さまが起こしたアマテラスの奇跡 天皇晴れ

ダブルレインボーの写真天皇陛下

3月26日から27日にかけての敬宮愛子さまは初のご単独での伊勢神宮参拝は滞りなく終えられ、無事に皇居御所にお帰りになりました。

愛子さまのご訪問予定の場所ごとに、多くの奉迎者が愛子さまを待ち受けて、歓声とともに暖かく迎えていました。SNSでは愛子さまの写真を撮ったり動画に収めたりした人からの投稿が相次ぎ、好意的なコメントが書き込まれていました。

その中に、「#アマテラスの奇跡」というハッシュタグでの写真や動画がいくつも投稿され、週刊誌やネットニュースでも取り上げられていました。今回は、このアマテラスの奇跡について書いていきたいと思います。

天皇晴れ

天皇晴れとは、天皇にとって重要な儀式の日には、朝から雨が降ってもその後晴れるというものです。今回の愛子さまの伊勢神宮単独ご参拝の際も、この法則どおりの出来事が起こりました。愛子さまを次期天皇に望む人達がこの天候の変化を「アマテラスの奇跡」と言って投稿したため、ネット上で話題になったのです。

愛子さまがご出発された26日は朝から雨模様でした。伊勢神宮がある三重県伊勢市の天気予報では、夜まで雨という予報が出ていました。しかし、愛子さまの乗られた御料車が進むうちに雨が小降りになり、愛子さまがお車から降りられる時にはピタッと止んだのです。

その後、ご参拝服に着替えられて下宮、内宮とご参拝なさったのですが、内宮での玉串奉天の時、鳥居をくぐられたタイミングで日が差し、愛子さまの背中を照らしたのです。しかも、その時、すーっと風が吹いたのです。神社参拝の時に風が吹くと神様に歓迎されているという言い伝えがあります。

この瞬間をカメラに収めた人たちは次々にSNSに「愛子さま」「奇跡」「日が差した」のハッシュタグをつけて投稿しました。その投稿はみるみるうちに拡散され、週刊誌でも取り上げられるほどの話題となりました。

雨が止んだ後には虹が出たのですが、それはダブルレインボーと言われる虹でした。一般的な虹は一つの円弧状ですが、ダブルレインボーは、内側に濃い主虹が見られ、外側に大きくて薄い副虹が見られるという特徴があります。

ダブルレインボーが形成されるのは、特定の光学的条件が揃ったときです。外側の虹は通常の虹と同じく、太陽光が水滴に入射して屈折、反射、そして分散して生じます。内側の虹は、光が2度反射し、また分散されて生じます。

まるで神秘的な橋が天と地を繋いでいるように見えるダブルレインボーを観察することは比較的珍しいため、その美しい現象を目撃することは特別な体験ということになります。

また、ダブルレインボーは、「エンジェルサイン」とも言われ、縁起が良いとされています。「願いごとが叶う」、「大きな転機が訪れる」、「努力が結ばれる」、「もうすぐ運命の出会いがある」などのサインであると言われています。

天皇皇后両陛下のご成婚時の奇跡

1993年6月9日、皇室において、当時の皇太子徳仁親王殿下(当時33歳)と小和田雅子さん(当時29歳)の「結婚の儀」が皇居の宮中三殿で執り行われました。

結婚の儀が終わった後、当時の皇太子ご夫妻は両陛下との朝見の儀に臨まれ、その後、元赤坂の東宮仮御所までの4.2キロをオープンカーでパレードする予定でした。お二人がお姿をお見せになる頃には、梅雨空にもかかわらず、皇居前通りは多くの人々で埋め尽くされ、沿道には約19万人の市民がお二人を祝福しようと詰めかけていました。

先日からの雨のため、オープンカーでのパレードが危ぶまれましたが、次第に雨が止み、午後4時半にオープンカーでのパレードを行うことが決まりました。

お二人のパレードが始まると、空に晴れ間が多くなり、お二人は沿道に集まった日の丸を振る人々からの熱狂的な祝福を受けておられました。

この特別な日の天候が、雨から晴れに変わり、お二人の新たな人生の始まりを祝福するかのようなお天気の回復が、現在の天皇家の「天皇晴れ」の始まりでした。

即位礼での奇跡

2019年10月22日、憲法に基づく国事行為である、今上陛下の即位の儀式「即位礼正殿の儀」が行われ、陛下は即位されたことを国の内外に宣言されました。

午後1時過ぎに始まった儀式には、皇族方はじめ、約180か国の元首ら外国賓客、三権の長、各界の代表者らが参列しました。

儀式では、伝統装束である黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)を着用した陛下が高御座(たかみくら)に昇り、「国民の幸せと世界の平和を常に願い、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います」と述べられました。

えんび服姿の安倍首相がお祝いの寿詞(よごと)を述べた後、参列者による万歳三唱が行われました。この日は1回限りの祝日となっていたため、国民はその様子をテレビなどで見守ることができました。

この日の関東地方は台風20号由来の温帯低気圧が北上し、前日から風雨に見舞われていました。雨のため、宮殿・中庭に並ぶ予定だった装束姿の宮内庁職員らは宮殿の建物内に立ったのですが、エンペラーウエザーを証明する奇跡が起きたのです。

儀式が始まる午後1時前には低気圧が抜け始めて雨が上がり、都心部などで晴れ間がのぞき、急に日が差し空には虹がくっきりと浮かび上がったのです。ネットでは「天照大神を見た」「天皇は神の子孫」「天も伝統の儀式を祝っている」といった投稿が飛び交いました。

まとめ

「天皇晴れ」とは天皇にとって重要な儀式の時に、天候に恵まれず雨だったとしても、不思議なことに雨が止み空が晴れるという奇跡の現象のことを言います。

今上陛下に関しては、結婚の儀、即位礼の時に天皇晴れが見られました。そして今回愛子さまの伊勢神宮ご参拝の時にも雨が止み空が晴れたのです。

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